夏に読みたい!サメ本10選
夏だ!海だ!
さ、さささサメだぁ――ッ!!
ということで、今回は夏に読みたいサメ本10選を紹介したいと思います。
サメに関する本はたくさんありますし、正直どれからを読めばいいか皆さんお悩みではないでしょうか。
そこで私が集めたサメ本の中から10冊を選りすぐり、それぞれの本の特徴を紹介して行きたいと思います。
皆さんがどのサメ本を読もうかな、と悩んだときの参考にして下さい。
【入門者向け】キッズにも大人にもおすすめのサメ本 4選
まずはサメに関しては全くの初心者、入門者向けのサメ本を紹介したいと思います。
サメに関して全くの初心者(私)でもちゃんと理解できる内容の本をチョイスしました。
子供にも読みやすく大人にもわかりやすいサメ本たちです。
「はじめてのサメ図鑑(水族館へいこう!)」
✅サメ初心者の子供にも大人にもおすすめ!ポケットサイズのサメ本
ポケットサイズのサメ図鑑です。
小さくて価格も安いですが……内容の充実度はあなどれないものがあります。
子供にもわかりやすい内容で、サメの生態、いろんな種類のサメの特徴を写真つきで紹介していますし、サメのうんちくやサメを見ることができる日本全国の水族館のガイドなども載っています。
小さくて持ち運びやすいので家族で水族館に行ったとき、子供にこの一冊持たせてサメを自由に観察させるという活用もできるでしょう。
本のあおり文に”この一冊でサメ達人になれる!”と説明がありますが、あながち間違いではないと思えるほどの本でした。
サメがどんな生き物なのかを知るのに、ファーストステップにピッタリの本です。
サメをよく知らない大人でも納得の内容ではないでしょうか。
サメ本は初めてなんだけど……と言う方には持ってこいの本だと思います。
「さめ先生が教える サメのひみつ10」
✅海洋博士著作のサメの生態がよくわかる本
サメの生態について私たちが知らないことは多いです。
でも生態に関する難解な本を読むのはみなさん苦手ですよね。もちろん私も大の苦手です。
そこでオススメしたいのが、この本。
海洋博士である北海道大学名誉教授の仲谷一宏氏の書いた本で、サメの歯の特徴や感覚器官・鮫肌の構造など、私たちが知らないサメの生態について、素人にもわかるようイラストや写真付きで紹介しています。
生物の生態を知る本は内容が難しくなりがちですが、とてもわかりやすい内容だと思いました。
サメのことをもっと詳しく知りたい方へ、「はじめてのサメ図鑑(水族館へいこう!)」からのステップアップ本としておすすめできます。
「世界の美しいサメ図鑑」
✅豊富なサメ写真と種類ごとの特徴がわかる本
先ほどの「さめ先生が教える サメのひみつ10」の作者・仲谷一宏氏が監修したサメ図鑑です。
タイトルにあるとおりサメ写真が豊富に掲載されており、さらに種類ごとの生息場所だとか繁殖方法だとか主要な食べ物だとか、世界にどんなサメがいてどんな特徴があるのかわかりやすく知ることができる図鑑本です。
「さめ先生が教える サメのひみつ10」とセットで読むのに最適ではないでしょうか。
本のサイズも一緒ですし。
「ミッション・サメ・レスキュー」
✅海外視点のサメの保護活動にも言及した本
ルース・A・マスグレイヴ氏の著作で、タイトルどおりサメの保護活動にも触れている本です。
サメに関する基本的な情報と豊富できれいなサメ写真に加えて、漁獲したサメを私たちがどのように利用しているのか、混獲問題などにも言及しています。
日本のサメ本だけでなく、海外からの視点で見た本を読むことはとてもいい勉強になります。
一冊手元においておくことをオススメします。
【初級~中級者向】入門者向けの次に読みたいサメ本 2選
次に初級~中級者向のサメ本を紹介したいと思います。
オススメするのは大型本のサメ図鑑です。どちらも腰を据えてサメについて調べようと思ったとき、欠かせない本となっています。
「世界サメ図鑑」
✅THE・サメの百科事典の本
スティーブ・パーカー氏著作の、”THE・サメの百科事典”です。
内容はサメの歴史や生態・繁殖方法・人間との関わりに至るまで、かなりボリュームのある内容となっています。
最初に紹介したサメ本「はじめてのサメ図鑑(水族館へいこう!)」の内容ををかなり分厚くしたイメージです。
サメの詳細な生態データが掲載されており、サメの保護活動にも触れています。
大型本なので見ごたえがありますが、家でじっくりサメについて調べたいのなら揃えておきたいサメ本ですね。
「サメ-海の王者たち-改訂版」
✅世界全509種のサメリスト付きのサメ百科
こちらもサメの百科事典で、「さめ先生が教える サメのひみつ10」と同じ海洋博士の仲谷一宏氏の著書となっています。
先ほどの本との内容の違いですが、「サメ百科事典」がサメの保護活動などに触れているのに対し、この本ではシャークアタック、つまりサメの人に対する危険性について重点的に触れています。
世界や日本でのサメによる人的被害の状況や、サメに襲われないための対策などにかなりのページを割いています。
あと”世界のサメリスト”が掲載されているのもポイントです。
地球上には現在500種を超えるサメがいますが、この本には現在判明しているサメの509種の種名/和名/英名リストが載っています。
サメについて調べたいことがあるのならこの本は欠かせないでしょう。
両方の図鑑を揃えておけば隙はありません。
【中級~上級者向け】よりディープな情報を網羅したサメ本 3選
入門~中級向けのサメ本を読んで来たあなたなら、もうこれらの本が気になって来る頃だと思います。
ここでチョイスした本たちは普通のサメ本から一歩踏み込んで、サメのよりディープな内容に触れている本たちです。
「ほぼ命がけサメ図鑑」
✅無類のサメ好きジャーナリストが書いたサメ本
著者は東海大海洋学部出身の沼口麻子氏で、現在はシャークジャーナリストとして活動しているサメ好きが書いた本です。
タイトルに”命がけ”と書いてあるだけあって自ら何度もサメとのダイビングを行っており、体当たりのサメ体験談はリアルな印象を受けました。
内容の方もしっかりしていて、様々な種類のサメの詳細なデータと、サメの意外な利用方法が紹介されています。
サメについてもっと深く知りたい、という方にぜひ読んでいただきたい本です。
「寝てもサメても 深層サメ学」
✅二人のサメ博士が書いたディープなサメ本
海洋博士である佐藤 圭一氏と冨田 武照氏の共著で、これもまたディープなサメ情報を扱った本です。
入門者向けのサメ本には載っていない最新のサメ情報を、海洋博士らしく詳細な研究結果から紐解いていくサメマニアにはたまらない本となっています。
入門者向けのサメ本ではもう満足できない!……と言う方にはうってつけの本です。
「海洋生命5億年史 サメ帝国の逆襲」
✅サメ進化の歴史を追体験できる本
こちらの本もかなりディープな本となっています。
サメの祖先が地球に誕生してから現代に至るまでに、同時期に生存競争相手として存在していた甲冑魚やモササウルス・海生哺乳類など、いわばサメの祖先のライバル的な生物を紹介しながら、サメの進化の系譜をたどっていく本となっています。
サメは骨格が軟骨でできているので化石として残りにくく、当時の姿を復元するのは容易ではないらしいですが、この本では迫力あるイラストで当時の古代ザメの姿を描いており見ごたえ充分です。
サメ好きなら持っておきたい本と言えるでしょう。
【番外編】息抜きにオススメ!サメ映画特集本
固い本だけだと疲れませんか?
そんなときはサメ映画でも観て息抜きしましょう。
でもサメ映画がたくさんありすぎて選べない……そんなときにオススメするのが次の本です。
「サメ映画大全」
✅これまで公開されて来たサメ映画を網羅したサメ本
この本の最大の特徴は、映画「ジョーズ」が公開される以前のサメ映画から現在の最新のサメ映画に至るまで、公開されて来た歴代サメ映画のCAST・あらすじ・解説を網羅していることです。
初代「ジョーズ」や「ディープ・ブルー」「MEG ザ・モンスター」などといった名作サメ映画から、「シャークネード」「ダブルヘッドジョーズ」といったB級サメ映画、そしてZ級サメ映画まで……。
今まで知らなかった作品の裏話まで掲載されており、読んでいるだけで楽しくなるサメ映画紹介本です。
これで見どころポイントを抑えた上で観れば、サメ映画をより楽しく視聴できるでしょう。
また、Amazonのサービスで多数のサメ映画をお得に、または無料で視聴できる方法があります。
別記事に特集をしていますので、興味のある方はこちらの記事も参考にして下さい。
まとめ
以上が私がおすすめするサメ本10選となります。
初心者の方はまず入門者向けの「はじめてのサメ図鑑(水族館へいこう!)」片手に、水族館へ遊びに行ってみて下さい。
何となく通り過ぎていたサメコーナーが一気に楽しくなることでしょう。お子様の夏休みの自由研究にもなりますよ。
下地ができたら、徐々に初級→中級→上級サメ本と徐々に揃えていってはどうでしょうか。
そしてサメ映画で息抜きをして下さい。
夏といったらやっぱり冷や汗をかく映画ですもんね。
サメ本とサメ映画で充実した夏を送ってください。