おすすめ魚介料理本 13選

「魚を調理したいとは思っているけど、大変そうだから止めとこう……」という方はすごく多いと思います。
私自身も魚の種類をあまり知りませんでしたし、捌くのも本当に下手で、アジの三枚おろしすらまともにできませんでした。
周りに教えてくれる人がいませんし、料理教室に通うのはちょっとねぇ……という状況だったんですけども、それでも魚を調理できるようになりたい!という一心で、魚に関する本を集めていくことにしました。

その中で、私のような初心者でも役に立ったお魚本を紹介したいと思います。

この記事はこんな方にオススメ

  • "魚は体にいい"ということはわかるよ?でも捌き方がわかんない……
  • お魚レシピを知りたい
  • お魚に詳しくなりたい

【入門者向け】「お魚料理は初めて」な方にオススメの本 4選

「包丁の使い方から不安……」という方向けの本です。これから魚介料理に挑戦したいという方はぜひ参考にして下さい。

いちばんくわしい 魚のおろし方と料理

包丁の基本的な使い方からいろんな魚の捌き方まで、最初に持っておきたいお魚本

「まず包丁の使い方からわかんない」という方にぜひオススメしたいお魚本です。

包丁の基本的な持ち方や手入れ方法に始まり、タイやアジ、カニ・サザエ・ナマコなどいろんな魚介類の基本情報+下処理・おろし方から料理レシピまで、オールインワンお魚本です。

充実した内容ながら240ページと分厚くなく、価格も普通の単行本くらいのお値段、魚のおろし方も全てカラー写真付きで詳しく紹介されており、分かりやすいです。部位ごとのレシピものっています。

まず最初に揃えておきたいお魚本です。

からだにおいしい魚の便利帳 全国お魚マップ&万能レシピ

✅「魚の旬に詳しくなりたい」「どんな魚介料理があるのか知りたい」ならコレ!!

全国のご当地魚&名物料理を網羅したお魚本(簡単レシピ付き)です。

地方ごとに代表されるご当地魚介類&魚介料理や、市・祭りが幅広く紹介されています。
あと、魚ごとの基本情報から美味しい時期(旬)のデータも収録されており、スーパーでお魚を買うとき大いに役立つでしょう。
魚の調理法も基本的なところはおさえており、簡単なレシピも紹介されているので即戦力になってくれるでしょう。

「いちばんくわしい 魚のおろし方と料理」とセットで揃えておきたいお魚本です。

さかな・釣り検索

✅釣り&捌き方&レシピを網羅したお魚本

「釣りもしたいし、魚も捌けるようになりたい」という方にオススメしたい本です。

全国津々浦々の釣り魚ごとの、基本情報・釣り難易度・旬・推奨釣り具(タックル・仕掛け・エサなど)データが幅広く紹介されており、さらに基本的な捌き方・レシピ集も収録されています。

釣り好き、親子で釣りをしたい、釣りを趣味にしたいという方は持っておきたい本です。

きょう・すぐ・レシピ<15> えび・いか・たこ・貝

✅シンプルかつ簡単にできる海の幸レシピ本

魚類以外に焦点をおいた海鮮レシピ本です。

ここまで魚介類全般を扱った本を紹介してきましたが、これはえび・いか・たこ・貝に焦点を当てた本になります。
収録レシピは比較的シンプルなものが多く、簡単に料理のレパートリーを増やしたいときに役立つでしょう。

【初級~中級者向け】入門者がステップアップに読みたいお魚本 3選

魚介料理に慣れてきた方が、ステップアップとして持っておきたいお魚本を紹介します。

「アクアパッツァ」日髙良実シェフが教えるイタリア魚介料理レシピ

✅お家で作れる魚介イタリアンレシピ本

お手軽に海鮮イタリアンを作りたいという方にオススメのレシピ本です。

イタリアは地中海に囲まれており海の幸が豊富。アクアパッツァやカルパッチョといった魚介料理が有名ですね。
そんな海鮮イタリアンを、スーパーで揃えられる材料を使ってお家で作りたい……ときにピッタリの本です。

パーティーでこれを作ったら映えること間違いないでしょう!!

改訂新版 日本産 魚料理大全

✅The 魚料理図鑑

読み応え十分のお魚料理図鑑です。図鑑と言うだけあって情報量が半端ないです。

日本各地の定番地魚はもちろん、マンボウやエイといった未利用魚の調理方法・レシピまで、著者の「どんな魚だろうと美味しくいただく」熱意がにじみ出ている本です。
さらに魚の締め方や持ち帰り方、料理用の道具・器といった内容まで網羅しています。

いざ魚を調理しようとなったとき、これ一冊あるとかなり心強いでしょう。

美味しいマイナー魚図鑑ミニ

✅マイナー魚特化本

近所のスーパーでほぼ並ぶことのない、マイナー魚特化本です。

著者曰く、美味しい魚であるにも関わらず流通上の問題、または知名度が低すぎるという理由で多くのマイナー魚が捨てられている。さらに、全国的に水産資源の減少および温暖化による魚種の交代が起きている現実があるにも関わらず、私たちは特定の魚ばかり食べている
これらは由々しき問題である。だから、せっかく獲れた魚はマイナーであろうと”あまねく食べよう”という著者の熱意がこもった本です。

魚はどれも見慣れない物ばかりですが、基本情報やオススメの食べ方などが紹介されており、文庫サイズでコンパクト。
手に入れた魚が普段見慣れないものだったとき、きっとこの本が役に立つでしょう。

【中級~上級者向け】プロが読んでそうなお魚本 4選

ここで紹介する本は、一般の家庭では再現が難しいであろう、プロ向けのお魚本となります。
私が資料用に集めた本で、魚介料理の高度な技術など情報満載、非常に読み応えがあります。

鮨職人の魚仕事

✅プロ向け寿司職人の本

ベテランから気鋭の35人の寿司職人による技巧が満載の寿司本です。

寿司の技術は日進月歩だそうで、そんな中で選りすぐりの職人たちによる、ネタの仕込みからお客にお出しするまでの工程、さらにおつまみまで収録されています。
素材の知識はもちろんのこと、なぜこの工程が必要なのか一つ一つ理由が解説されており、寿司の仕事の用語集もあります。

寿司職人を目指すなら読んでおいて損はない本です。

プロのための えび・かに・いか・たこ料理: えび・かに・いか・たこ図鑑とプロの基本技術

✅プロ向けの海鮮本

和・洋・中のえび・かに・いか・たこ料理が中心の本です。

素材の基本的な知識・調理方法はもちろん、その道のプロたちが作った伝統料理・創作料理が紹介されており、盛り付けもきれいで、プロを目指す人なら参考になりそうな本です。

プロのための貝料理 貝図鑑と専門店の基本技術

✅プロ向けの貝本

貝に特化したプロ向けの本です。

専門店による、食用貝の基本的な知識から調理方法まで記載されており、盛り付けもとても綺麗です。

こちらもプロを目指す方なら読んでおいて損はないでしょう。

刺身百彩―魚のおろし方と盛付け

✅盛り付けがとても参考になる本

刺身の盛り付けが芸術的な本です。

読んでみればわかりますが、素人目で見ても盛り付けがとても綺麗です。
加えて、魚のおろし方も記載されています。

古い本ですが刺身の盛り付けが参考になる本だと思います。

【番外編】読み物系お魚本+α 2選

番外編で紹介する本は、魚介料理本というより読み物系の本を集めてみました。

うまい魚がすべてわかる本

✅読むだけで魚に詳しくなれる本

本の見出しに「あなたもサカナ通になれる!」とあるように、全国の地魚紹介とウンチクが満載の本です。
地方の魚にまつわる市や郷土料理・祭り情報など、読むだけでも楽しく魚に詳しくなれる本です。

写真探索・釣魚1400種図鑑

✅魚の地方名が満載の釣魚本

魚は地方によって呼び方が異なります。それを全国規模でまとめようとすれば大変……なことをちゃんとまとめた釣り魚本です。
写真付きの釣魚情報に加え、一種の魚が地方によってどう呼ばれているか、「地方名索引」にけっこうページを割いており、これがけっこう便利です。

まとめ

魚を捌くのってけっこうハードルが高そうなイメージがありますが、最近のスーパーでは調理済みの魚(内臓やエラ除去済み)が販売されているので、後は頭を落として三枚おろしにするだけなので、実質けっこう調理の手間は減っているのではないかと思います。

今回紹介した本を読んでいただければ、魚の三枚おろしはもちろんのこと、切身にしたりお吸い物にしたり……など、料理のレパートリーが一気に増えると思います。

これからお魚料理に挑戦したいという方はぜひ参考になさって下さい。

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